以前にもNAPLANについて記事を書いたので下記に簡単にサマライズを書いていますが、
より詳しくNAPLANのことについて知りたい人はこちらの記事から読んでみてくださいね。
日本の全国模試なんかの結果は大体1ヶ月ほどで届きますよね、ですがNAPLANの結果は忘れた頃に届くんです。5月の初めに試験があり結果が出るのが大体9月なので、4ヶ月ほどかかることになります。なので、子供達自身結果が届く頃にはどんな問題を解いたのかを忘れちゃってることが多いです。
2022年までNAPLANは5月の初頭(ターム2)に行われていましたが、
2023年から3月に変わることが発表されました。
ちなみに2023年は3月15日から17日まで行われるそうです。
今回はNAPLAN試験の結果はどのように届くのか、成績の見方、それからNAPLANの成績って重要?かなどについて書いていきたいと思います。
NAPLANの簡単な説明
簡単にサマライズとしてNAPLANについて書いておきますね!
The National Assessment Program – Literacy and Numeracy の頭文字から取られてNAPLANと呼んでいます。
この試験は日本でいう全国模試のようなもので、オーストラリアのGr3,Gr5,Yr7,Yr9の生徒たちが試験を受けます。この試験の目的としては国の学力を知る事と、学校側やご家族が生徒、1人1人の学力レベルを知ることができます。
また、セカンダリーの学校を選ぶ際Scholarshipを狙っている場合はNAPLANの試験結果も重要になってきます。
NAPLAN試験結果はいつどのように届くのか
最初にも書いたのですがNAPLANの試験は5月に行われ結果は大体4ヶ月ほどかかります。
そのため結果が届いてもその学年のうちに学力を向上できないという理由から2023年からターム1の3月に行われるようになるようです。
なので結果も2023年からはおそらくターム2には届くようになるのではないでしょうか?
試験結果はどのように届くのか
試験結果は自宅に届くのではなく、学校から白い封筒に入った状態で子供達が持って帰ってきます。
子供達は学校で結果を渡されても学校で開けないように言われているようでした。
NAPLAN試験結果の見方
NAPLANの試験結果は見開きのA4ペーパーにカラーコピーされています。
最初のページにはNAPLANを受けた学生の名前それから学校名が記載されています。
その下に試験結果の見方について詳しく説明がされています。
上の画像を見てもらうと分かる通り、バンドスケールは1−10まであります。
year5(5年生)の最低基準がバンド4になっています。
バンドが高い方がより学生の教科への理解度が高いということになります。
▲のマークがついているところがその年のオーストラリアに住む5年生の平均点数になります。
●ドットが入っているところがお子さんの成績になります。
ブルーのラインの中にある白い枠が5年生の学年レベルの範囲になっています。なので基本的にその白枠の中心あたりが全国の平均点になっていることが多いです。
こちらが見開きページになります。
このページは基本的に今回NAPLANを受けたお子さんの試験結果になります。
リーディング、ライティング、スペリング、グラマー&パンクチュエーション、それからニューメラシーの結果が記載されています。
各サブジェクトの下にはどのように採点方法がなされたのかが書かれています。
最後のページには5年生のバンドスケールの内訳が書かれています。
見開きページでお子さんが入っているバンドの部分までは理解しているということがわかります。
NAPLANテストは重要か?
最近ではお子さんの学力にレベルをつけるのを良いとしない考えのご家族がいるようですが、レベルを分けることによって、子供1人1人のレベルにあった学習指導ができるので私自身悪いことではないのではないかと思います。
NAPLANの必要性にしてもお子さんの学力を学校、(教師)またご両親が知るいい機会になるのではないでしょうか?
ナップランテストの重要性というのであれば、私立の学校のスカラーシップを狙っているのであれば、重要になります。試験の結果を学校に提出するところがほとんどです。
また、Naplanテストの試験結果で成績の上位の学生はVictorian High-Abillity Programに参加することもできますよ。
Victorian High-Ability Programとは
Victorian High-Ability Program とはビクトリアの公立の学校に通っている生徒向けのオンラインバーチャルスクールです。
このオンラインバーチャルスクールを受ける資格がもらえるのが、ナップラン試験の成績上位の学生ということになります。
バーチャルレッスンは週に1回55分のレッスンが10セッションあるようです。
もちろん無料で受けることができます。
公立の小学校に通っていて、こういうプログラムに参加できるのはすごくいいですよね。
まとめ
NAPLANの試験結果の見方について書いてきましたが、いかがだったでしょうか?
NAPLANの試験結果では全国の平均点それからお子さんの点数などが分かり、お子さんのレベルによってどこに重点を置いて勉強をするといいのかなどもわかったのではないでしょうか。
本文にも書きましたが、NAPLANや試験などで子供たちにスコアーをつけるべきではないという考えもあるようですが、NAPLANや試験の結果が思うようなものではなかったとしても、それは今気づけてよかったと思ういい機会として捉えてみるのはいかがでしょうか?
こんな記事も書いているのでよかったら一緒に読んでみてくださいね。
コメント