プレップに入る前にできた方がいい7つの事

教育

オーストラリア特にビクトリア州は小学校に入学するのがその年に6歳になる5歳児か、もしくはすでに6歳になっている子になります。また、その学年はプレップ(幼稚園年長さん)と呼ばれます。

 

オーストラリアの小学校について詳しく知りたい方はこちらからどうぞ

 

学校の始まる時期は基本的に1月の末になります。なので特に12/1月生まれの子はHold Back(1年遅らせる)する親御さんが多いですね。

うちの娘は12月生まれなのですがHold backせずにプレップを始めました、そうすると1月のお誕生日で6歳になるお友達とはほぼ10ヶ月以上の差があるんです。
この差って小さいうちはすごく大きく感じますよね。

そこで、うちの子は遅らせた方がいいのか?

悩む親御さんに「これができれば小学校に入学しても大丈夫な7つの事」を書いていきたいと思います。

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小学校を遅らせる時に考えるべきこと

小学校の入学時期を選べるなら遅らせたいな。っと思われる方もいるかもしれません。

もしもお子さんが極度の引っ込み思案であったり、お母さんから離れることを強く怖る場合を除いてはほとんどのケースで、遅らせる必要はありません。
ですが、英語でのコミュニケーションプロブレムがある際は遅らせたほうがいい場合もあります。

 

英語の環境に入れば子供は誰でも英語をスラスラ覚えていくと思われがちですが、実際はそうではありません。早い子もいればそうでない子もいるんです。
英語のコミュニケーションプロブレムがある場合に遅らせた方がいい理由としては、しゃべれないとお友達ができにくいうえ、大人が思っている以上のストレスが子供にかかってしまいます

 

もしお子さんがこの下に書かれている7つの事がすでにできるのであれば送らせずにプレップを始めることをお勧めします。

その理由の一つに学校が退屈になってしまうからです。

公立の小学校に入学した場合1人の生徒に対して約20人近くの生徒がクラスにいるようになります。教科によってはレベル分けされることもありますが、分けられたとしても、プレップでは相当いい先生に当たらない限り、その子にあったレベルの勉強をさせてもらえることはありません。
なので遅らせたお子さんに学校のことについて聞くと、勉強はもう知っていることばかりで退屈っという声を何度か耳にしました。

なので遅らせるべきかは慎重にお考えくださいね。

小学校プレップ入学前にできた方がいい7つの事

出来るだけ遅らせない方がいいと言われても自分の子供が本当に学校についていけるのか、親御さんだと心配になりますよね。
ここからは小学校入学前にできた方がいい7つの事をチェックリスト方式で書いていきたいと思います。
また、できていなくても家庭で簡単に取り組める工夫なども書いているので参考にしてください。

人の話を聞いて理解し、簡単な説明通りに物事を進めることができる。

□説明の中に二つ、三つのことを順番にするように伝えた場合それができるかどうか?
(例)星の形に色を塗ってそれをハサミで切ってください。

プレップに入ると授業の中で先生は出来るだけシンプルな言葉で子供達にやり方などを説明します。なのでこれが理解できる必要があります。

 

ご自宅でもできること

お子さんに何かを頼む時に2つ、3つくらいの事を頼んでみる

  • もうすぐご飯だから、テーブルを拭いて、マットを出してくれる?
  • コップ、スプーンとフォークをテーブルに並べてくれる?
  • 洋服に着替えたらパジャマは洗濯に出しておいてくれる?

簡単なことに感じますが、意外と一つのことが終わると、「あれ!次何するんだっけ?」ってなっちゃうお子さんが多いです。

 

会話ができる。自分の思っていること・考えていることを説明できる。

□自分が思っている事や考えていることを言葉にする事ができますか?
(例)週末は何をしましたか?などの質問に対して、「週末は家族とお買い物に出かけました。」
などのセンテンスで応える事ができる。

こちらではどちらかと言うとコミュニケーションスキルの部分ですね。思っている事を英語で話せるかどうかはとても重要です。

 

ご自宅でもできること

出来るだけ親が子供の言いたいことを先回りするのではなく、子供自身にどうして欲しいのかを説明させるようにする。最低5−6ワードで話せるといいですね。
お子さん『ここが痛い』っていう言い方をしませんか?

誰でもここが痛いと言われたら、察することはできますよね。
ですがここで、
『どこが』『どう痛いのか』を説明させる事が大切ですね。
このような小さなことから順序立てて話せるようになっていきます。

 

ルールを守ったりシェアしたりできる。

□お友達とおもちゃのシェアができたり、決まり事を守る事ができますか?
(例)学校では色々なものをお友達とシェアして使わないといけない場合があります。そのような時にも問題なくシェアできたり、順番を守ったりできる。

プレップの先生に聞いた、先生が困ることベスト1が、トイレは休み時間に行くというルールがあるにもかかわらず、何度も授業中にトイレに行きたがる生徒だそうです。授業は中断になる上、トイレは基本2人でいくようになっているため、先生は困ってしまうそうです。

 

ご自宅でもできること

ルールを守ったりシェアしたりをお子さんが学ぶ上で一番オススメなのは、
すごろくゲームですね。
すごろくゲームにはしっかりとしたルールがあり順番にサイコロを回すところも、サイコロをみんなとシェアしながらゲームができるので、ご家族ですごろくゲームなどボードゲームをすることをお勧めします。

 

パターンや形、カラーがわかる。

□形やカラー、パターンなどを理解しているか?
(例)簡単なパズルができたり、形の違いが分かる。

この形、カラー、パターンが分かることによって、プレップから始まる算数がスムースにスタートできます。

 

ご自宅でもできること

形、カラー、パターンを覚えるのにいいのは I SPY幼稚園でも良くやる I spy with my little eyes something …..と続いていくのですが、そこに形や色、パターンなどを入れて子供に探させると子供達はゲーム感覚で覚えていきますよ。

 

数字を数えたり、数字をみて読めたりできる。

□30くらいまでの数字を自分で数える事ができるか?
(例)数字を1から順番に数えたり、その数字を見てなんて書いてあるのか読める。

プレップが始まると算数の授業があります。プレップイヤーは数を数えたり、数の前後20などを学ぶので、数字の並びなどを理解していると、つまずく事なく算数を始められます。

 

ご自宅でもできること

 

  • お料理をしながらレシピの分量を一緒に数える
  • 対戦ゲームでスコアーを一緒に数える
  • メジャーでお子さんと一緒にものの長さを調べる
などなど生活の中には数字がたくさん出てくるのでそこを上手に生かせるといいですね。すでに30まで数えられる場合は、30からカウントダウンするのを教えてあげるとより数字の並びや、パターンが理解できるようになりますよ。

 

アルファベットの大文字小文字が一通りわかる

□アルファベットの順番が分かり、多少書けなくても一通り、読めるか?
(例)ABCの歌が歌えたり、単語としては読めなくても一つ一つのアルファベットがわかる。

アルファベットの書き方は学校でじっくりやるので、多少書けなくても問題はないと思います。プレップではフォネックスに力を入れて教えている印象があります。

 

ご自宅でもできること

これも I spyゲームがで、家の中にあるアルファベット探しをするのも楽しいですね。書く練習はまずお子さんのお名前から始めてみるといいですよ。それからSight Wordを覚えていくのもいいですね。

 

 

SIght Wordsがいくつかわかる。

sight wordとは文字のごとく目で覚える単語のことを言います。
英語を勉強していく上でフォニックスを使って一つ一つのアルファベットの組み合わせで単語を読んでいく方法を使うことが多いのですがSight Word はそれに頼らず視覚で覚える方法です。

□20個ほどのSight Word がわかるか?
プレップで習うSight Word は約100個近くあります。プレップに上がる前にその20個ほどはわかるようにしておくといいですね。

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Sight Word の記事は詳しくこちらにまとめているのでぜひ読んでみてください。

 

上に書かれていることはできるけど、それでも心配な親御さんは通われている幼稚園の先生に相談してみるのも一つの手ですね。

幼稚園の先生は親御さんの知らないお子さんの園での生活を見ているので、幼稚園の先生からのお墨付きをもらえれば心配なく小学校生活を始められるのではないでしょうか。

 

まとめ

今回は小学校に入れる時期に悩む親御さんに「これができれば小学校に入学しても大丈夫な7つの事」について書いてきましたがいかがだったでしょうか?
基本的には上にまとめた事は、一通り幼稚園でもやっていることなので、問題ないと思うのですが、リストの中の弱い部分があっても得意、不得意があるのでご自宅で楽しく学んでいくといいと思います。

幼稚園を楽しく毎日通われているようであれば、そのまま遅らせることなく小学校に入学することをお勧めします。
それでも不安な方は幼稚園の先生に相談してみることをお勧めします。

 

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