最近日本のニュースなどでもよく取り上げられているGifted Kids 生まれながらにして、特定の学問や知性、創造性、リーダーシップ、芸術性、運動能力のいずれかで、突出した才能を持つとされています。
そんなGifted kidsの為のセカンダリースクールがオーストラリアにはあるのです。
今回はビクトリアにあるGifted Kid の為のスクールSEALアカデミーについて詳しく説明していきたいと思います。
GIfted Kids の為のSEAL Programとは
SEALとはSelect Entry Accelerated Learning (SEAL) の頭文字をとってSEALと言われています。
実はこの制度ビクトリア州では1980年から認可を受けた公立のセカンダリーで行われているそうです。Seal programの特徴としては学年レベルを超えて勉強ができるためYear10 になる頃にはVCEユニットにもアクセスすることが可能なようです。
このSEALプログラムアジア系の教育熱心なご両親のところではかなり早い段階から試験のための対策などをやっているようですよ!
ビクトリアにあるSEAL Programのあるセカンダリースクール
メルボルンには小学校も合わせると1500以上もの公立のPrimary/Secondaryスクールがあるにも関わらずSeal Program のある公立のセカンダリースクールはメルボルンに27校ほどしかありません。
また学校のサイズなどによっても違いますが、入学できる生徒は15−25と言われています。
Seal Programのある学校リスト
こうやってみるとメルボルン市内のいろいろなエリアに学校があるようですね。
Seal Program を受ける為の試験
このSEAL Program を受けるためには入学試験を受けないといけません。
それぞれのセカンダリースクールのウェブサイトから申請することが可能です。
試験自体は学校が作っているものではなく州の認可のおりた機関が作るようになっているようです。
基本的にはこの3つの会社によって作られています。
- Edutest
- HAST
- GAT
Edutest
Edutestでは基本的に5つの分野のテストがあるようです。
- Numerical reasoning
- Verbal reasoning
- Mathematics
- Reading comprehension
- Written expression
時間はそれぞれ30分マルチプルテストになっています。Writingのみ15分になっていて、persuasive or narrativeを書くようです。
HAST
HASTでは4つの分野のテストになっているようです。
- Mathematical Reasoning – 40 minutes (multiple choice)
- Reading Comprehension – 45 minutes (multiple choice)
- Abstract Reasoning – 30 minutes (multiple choice)
- Written Expression – 25 minutes (written)
時間もそれぞれの教科によって違うようです。
GAT
GATのテストでは3つの分野のテストになっているようです。
- Mathematics (40 questions in 40 minutes)
- Reading (40 questions in 40 minutes)
- Writing (1 writing piece in 30 minutes)
メルボルンには他にもSelective Schoolという制度がありそこへは入学試験を受けないと入れない学校があります。
SEAL テストはいつ?
SEALテストは学校によって異なるので、学校のウェブサイトを確認されるのが1番です。
ですがほとんどの学校で5-8月頃に試験が行われています。
費用は大体$100前後かかるようです。また学校によってはLate Application Feeがかかる学校もあるようなので気をつけてくださいね。
SEAL プログラムにむいている子
hard working, dedicated, experienced, creative and who have a high level of maturity and the ability to work and learn independently.
- お子さんは学年のトップクラスの成績ですか?
- NAPLANテストでは全ての分野で平均以上の点数をとっていますか?
- 学校での授業が簡単すぎて退屈を感じていますか?
- 親御さんから言われずとも宿題をやれますか?
- 常に目標に向かって努力ができますか?
さすがGifted Kid、クライテリアのレベルが高いですね!
Seal ProgramとScholarshipsとの違い
Scholarshipとは年間授業料が$30.000ほどかかる私立の学校が提供している授業料減額制度で、Scholarship に通ったとしてももし学校の減額率が50%であった場合残りの$15.000は自己負担になります。
その点Seal Program は公立の高校なので授業料は基本かかりません。ですが小学校の時と同じようにLevyを支払う必要があります。
またScholarshipで学校に入学した場合、クラスは他の学生と同じクラスで勉強をすることになりますが(学力に差がある)、 SEAL Program の場合はSEAL テストを受けた学生のみのクラスになるため同様の学力を持つ学生と学ぶことができます。
まとめ
今回はGifted Kidsのためのセカンダリースクールについて説明してきたのですが、いかがだったでしょうか?このような学校が40年も前からあったことにはすごく驚きました。
私立のように高い学費を払わなくても、公立の機関でこのような取り組みが行われているのはとてもいいことですよね。
とはいえ、なかなか入るのは大変そうですね。
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