『オーストラリアの小学校』気になるコロナ対策

生活

コロナ禍で毎日1万人越えの感染者を出しているビクトリア州の小学校も、
とうとう長い夏休みが終わり新学期がスタートしました。

去年、一昨年(おととし)とコロナを経験して、世界一長いロックダウンをおこなったビクトリア州、子供達はリモート学習で自宅で勉強することがほとんどでした。また学校に子供達が戻るようになると、大人のワクチン接種が80%を超えたあたりから、小学校での感染が増え、小学校がコロナのホットスポット(感染源)になってしまっていました。

そんなビクトリア州、コロナが完全に収束しないまま新学期に突入したのですが、公立の小学校ではどのような対策を取っているのかご紹介したいと思います。

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5−11歳のワクチン接種を推奨

ここオーストラリアでは今年1月10日より子供(5−11歳)のコロナワクチン接種が始まりました。

ビクトリア州では新学期が始まるのが基本的に1月末頃なのでそれまでに
1回目の注射を受けてもらい、小学校での感染者を減らそうと考えていたようです。

親御さんの中でも賛否両論あり、お子さんにワクチンを受けさせるかどうかは、親御さんがしっかり納得されていればどちらでもいいのではないかと個人的には思っています。
ですが、娘や息子の周りのお母さん方と話したところ、新学期が始まる前に受けさせると話している方がすごく多かった印象です。

コロナワクチンを受けさせたお母さんの意見

  • ここまで広がっていて、子供は重症化しないとしても熱や咳で苦しむのはかわいそう。
  • 長い目で見て感染後の後遺症がわからないから、感染しないようにさせたい。
  • これからコロナと共存になることを考えた時、インフルエンザと同じように考えフルーショットの感覚で受けさせたい。

コロナワクチンを受けさせないお母さんの意見

  • 予防接種自体をあまり好きではない。
  • ワクチンのリアクションが心配。
  • コロナは風邪と同じだから手洗い、うがい、健康的な食生活で予防ができる。

 

このようにそれぞれのお母さんが自分の子供のために考えて出されている事なので、受けさせるにしても、受けさせないにしても、感染を避ける努力はしたいですね。他の意見としては子供の方からワクチン接種をしたいと言って来たと言う話も聞きました。

 

アンチゲン・テンストの配布

なかなか手に入りにくいアンチゲンテストですが、ビクトリア州では州から子供達にラピッド・アンチゲンテストが支給されています。
子供達は週に2回(推奨月曜日、木曜日)朝、学校に登校する前に自宅でアンチゲンテストをおこない、陰性であれば学校に行けるようになっています。
我が家もしっかり初日に子供たちのテストをして学校に送り出しました。

アンチゲンテストで陽性になったら

自宅テストキットのアンチゲンテストで陽性になってしまったお子さんは学校にはいくことができないので、学校の決まりに沿って、陽性の書類を提出し、その後7日間自宅学習になります。

自宅学習になる子供たちのためにあらかじめ、週の最初に自宅学習のカリキュラムが先生たちによって作られていています。

教室には空気清浄機

また今年、新学期が始まるまでに、ビクトリア州では公立の小学校の教室に空気清浄機を導入するという方針で、我が子たちの通っている教室にも空気清浄機が設置されていました。

 

室内では小学校3年生からマスクを義務化

室内では小学校の3年生からマスクが義務化されていて、もし病気や疾患でマスクがつけられないお子さんはその証明を学校に提出しないといけません。子供の中ではマスクに慣れていない子も多いようです。

 

低学年の子たちにはマスクを推奨

低学年のお子さんはマスクが義務ではないのですが、学校側は推奨しています。
うちの娘は今年2年生になったのですが、コロナが始まった頃からマスクをつけさせています。教室では3、4人の子供しかマスクはつけてないようでした。

学校には自分用のサニタイザー持参

学校自体にもサニタイザーは用意されているのですが、個人でも小さいものを学校に持参して、各自机の上に置いているようです。

まとめ

色々と州/学校も対策を取ってくれているのがすごくわかりますよね。
私としては学校の先生には感謝しかないです。コロナが始まり教室では授業ができなくなるとリモートへすぐに移行して、オンラインで授業をしたり、時には授業用のムービーをご自宅で作って編集して子供たちの教材にしたりと、本当に大変だったと思います。

どうか去年のように子供達が通う小学校がホットスポット(感染源)にならず、安全に通えることを願っています。

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