『海外に住んで日本語を伸ばす』を実践中

教育

Summy
Summy

皆さんはどのようにお子さんの日本語を継続していますか?

海外に住んでいてもやはり、お子さんに日本語を教えたいと思っている親御さん多いと思います。
せっかくならバイリンガルに育てくれると嬉しいですよね。
でもそれがなかなか難しいのです。

お子さんが小さいうちは親御さんと過ごされることも多く、日本語が結構できていると思われていても、幼稚園や小学校に上がるとやはり英語の方が強くなってしまうんですよね。

日本人同士のご家庭でもお子さんが大きくなるにつれて、特に兄弟がいる場合は家でも日本語より英語を話しているというのはよく聞きます。

それほどお子さんをバイリンガルに育てるのが難しいことがわかりますよね。

我が家の子供達もバイリンガルでたくみに英語と日本語を使っているというわけではありませんが、それでも日本語はわりとできているのかなと思います。

今日は我が家で取り入れている日本語の継続方法をご紹介したいと思います。同学年の日本に住む子供たちに比べると劣るかもしれませんが、学年に合わせた問題集を子供自身で回答できるほどのレベルはあると思います。また、オンラインから無料ダウンロード可能な日本語ドリルも紹介しますね。

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我が家の家族構成

まずは我が家の家族構成から説明していきたいと思います。

まずはアラフォー主人、主人は小学校の頃に1年ほどオーストラリアに家族で住みその後、高校1年生の時に家族でオーストラリアに移住しています。
仕事も専門職で英語に問題なしです。

主人
主人

趣味で音楽を作っています。

私Summy(名前の由来など詳しくは自己紹介を見てくださいね)アラフォー主婦です。在豪歴20年、学生の頃渡豪してなんやかんや永住権を取得し、今は2児の母です。

Summy
Summy

年のせいか最近はかなり涙もろいです。

息子11歳(小学5年生)オーストラリア生まれです。3歳まで私とみっちり濃い時間を過ごし、幼稚園は私立の幼稚園に通っていましたが、小学校からは公立の小学校に通っています。

息子
息子

日本食が大好きで、将来は大金持ちになりたいです。

娘7歳(小学2年生)息子同様オーストラリアで生まれ、3歳まで私とみっちり濃い時間を過ごしていました。幼稚園は私立の女子幼稚舎に通っていました。その後息子と同じ公立の小学校に通っています。

娘

日本食より、イタリアンが好きです。パンを焼くのが好きです。

子供の習い事

子供達の今の習い事は、スイミング(週1)とくもん(週2)だけです。

習い事ではないのですが毎週、図書館にも通っています。この図書館通いは以前別の記事にも書いたのですが、息子の読書/ライティング嫌いをなくすために始めたもので、そろそろ始めて1年になります。今は週に3冊くらい読むほど本好きになり、ライティングの克服へも繋がりました。

日本語の継続とは関係ないのですが、もしお子さんの英語に不安がある場合はぜひ読んでみてください。

日本語を勉強する上で諦めたこと

日本語を子供に学ばせる上で、『どこまで日本語を学ばせるか?』ってのが一番の問題なんですよね。
ここは本当にご家庭によって変わってくると思います。
駐在できている方だと、どうしても日本への帰国がいずれあることを考えると、しっかりと学年ごとのレベルを保ちたいと思われると思います。
逆に、将来的に日本に帰る予定はないけど、VCEで日本語を専攻できたらいいかなって思われている方や、うちはもう私が話していることがわかれば、それでいいと思っているご家庭もあると思います。

Summy
Summy

将来的に帰国する予定はないですし、VCEでも日本語を専攻させたいというほどでもなかったのですが、せっかくやるのであればしっかり教えてあげたいなと思っていました。

ひらがな、カタカナまではそこまで問題なく子供も覚えていくのですが、問題は漢字なんですよね。
漢字習得は本当に大変です。
漢字は書き方から始まり、音読み、訓読み、部首があったりと学ぶことが多いんですよね。

息子の頃は書き順もしっかり教えていたのですが、3年生になる頃には、もぉー私も息子もアプアプしてました。このままでは日本語を勉強するのを嫌になってしまうのではないかと思い。

思い切って漢字のハードルを下げました。

  • 書き順には目をつぶる
  • 学年ごとの漢字は練習をするけど、書けなくても読めればいい

この2つをやめた事で、息子もかなり楽に日本語の勉強ができるようになったと思います。

話すことはいくらでも、家族、兄弟、友達とすることができるのですが、書くということはなかなか海外に住んでいるとできないんですよね。

Summy
Summy

私自身、海外に20年も住んでいると、咄嗟に漢字出てこない時あるんですよね。

ただでさえ日本語はセカンドランゲージになりつつある中、子供達にそれを押し付けるのは可哀想だと思ってしまったんです。

なので書けない漢字があっても検索した時にこれかなってわかるくらいの理解があればいいかなと思い。漢字の書き順、漢字を書くことを厳しくしていません。
いずれ子供自身が大きくなったときに漢字をやっぱり勉強したいとなったら、その時に勉強をしたらいいかなっと今は考えています。

日本語を継続するために行なっていた事/いる事

子供が小さいうちは日本語のプレイグループに行ってみたり、色々したのですが、我が家の子供達が日本語をそこで学んだかと言われれば、どうなのかなぁーっていうのが私の正直な感想です。

結局のところ、我が家では、家では100%日本語を通しています。
それが1番大きいのかなと思います。

あとは日本の行事や文化は積極的に取り入れるようにしています。

Summy
Summy

子供が小学生になる頃には子供でもわかる言葉を使わずにあえて難しい言葉を使って、子供自身に意味を考えさせたり。

我が家は土曜校(補習校には通わせていません)その理由としては、

  • 週末は家族で過ごしたい。

子供達が親と週末を一緒に過ごす時間には限りがあると思ったんです。っというのもセカンダリーにも上がれば、スポーツの習い事や、お友達と過ごす時間が増えて家族で過ごす時間ってすごく少なくなると思ったんです。

そんなわけで土曜校なしでバイリンガル教育を進めていこうと決意したのです。

日本で、英語のバイリンガル子育てをしている方たちの逆バージョンですね。

進研ゼミ海外講座

日本語を教えていく上で教材ってやっぱり大切ですよね。
そこで我が家は進研ゼミを海外購読しています。

進研ゼミ海外講座については別の記事にもまとめているのでそちらをご覧ください。

正直、進研ゼミで学んだことはかなり多かったと思います。

Summy
Summy

小学5年生の息子は進研ゼミで国語、算数だけでなく、理科や社会もやっています。社会なんかはそこまで必要はないのかもしれませんが、知識を増やす意味や言語量を増やす意味ではすごくいいと思っています。

テレビゲームは日本語

子供ってゲーム大好きですよね。我が家にもWii、Switch、Playstationなどのテレビゲームがありますが、それは全て日本語でやらせています。
昔と違って今はゲームをする時でも言語を選ぶことができて便利ですよね。

特にRPGなんかはストーリーがしっかりしていて、ちゃんと読まないと次に何をしないといけないのかわからないですよね。また、ポケモンなどの子供向けの物には漢字にひらがながふってある点もいいですよね。テレビゲームを日本語でするのは日本語を読んで理解するのにすごくいいと思っています。

息子と主人で一緒にやっているゲームは子供向けではないので、漢字が読めないことが多々あるのですが、それはそれで、息子自身漢字が読めるようになりたいという気持ちが芽生えたのでよかったと思っています。

Summy
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ゲームをダメダメというよりは、いいですよね。

我が家が取り入れている楽しみながら日本語を学べる遊び

漢字を選んでストーリーを作ろう

机の下に漢字シートを引いているので、そこから漢字を10個ほどピックして、その漢字を使ったストーリー作りをよくやって遊んでいます。子供達も楽しんでやるゲームの一つです。

当て字漢字ゲーム

お友達の名前(英語の名前)を当て字の漢字で書くという遊びです。まずお友達の名前をカタカナに変えてそこから、漢字に変えていく遊びです。
<例えば>Michael と言う名前ならミシェルに置き換えて小学2年生の娘なら、ミシェルのミは見るの見を使いシェルは英語で貝の意味があるので、ミシェルの名前は見貝という当て字が出来上がります。

Summy
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どう考えてもミシェルに見貝と言う当て字はどうかと思うのですが、子供達は楽しんで遊んでいますよ。

いつ、どこで、だれと、だれが、何をした

これは日本人なら誰でも知っているゲームですよね。数人のお友達や家族と、『いつ、どこで、だれが、だれと、何をした』を、 お互い何を書いたのかわからないように、ペーパーに書いて折り曲げながら、回して文章を作っていくゲームです。このゲームも日本語のボキャブラリーを増やすのにとってもいい遊びですよ。出来上がる文章がいつも面白いんです。

日本語学習プリントが無料でダウンロードできるサイト

知っている方も多いと思いますが、私が子供達が小さい時からよく使っているウェブサイトをご紹介したいと思います。

ちびむすドリル

これ本当におすすめです。無料でダウンロードできるうえ、幼児知育から、中学生教材まで入っていて、問題、それから回答、解説もすごくわかりやすいです。

Summy
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このちびむすドリルのいいところは特に、幼児向けや低学年向けにはイラストやカラーがふんだんに使われているから、遊び感覚でやれるところがいいと思います。

東京ベーシックドリル

こちらは東京都教育委員会が作っているだけあって、しっかりした作りになっています。学年ごとにPDFファイル(解説、問題、回答)をダウンロードできるので、こちらも簡単にプリントして使うことができます。

解説ペーパーがあるのでお子さんが1人で勉強を進めていくこともできるので、とてもいいですよね。

また、東京ベーシックドリル(電子版)ではパソコン、タブレット端末などを使って、問題に回答したり、採点できたりします。

カラーページなどがない分低学年のお子さんにはちょっと退屈かもしれませんが、駐在で海外に来ている方などにはしっかり学べるのでとても良いと思います。

どちららのウェブサイトも会員登録などしなくても使えるところが気に入っています。

ちびむすドリルは会員になるとダウンロードの履歴やお子さんの得点管理などもできるようになるようですが、私は会員にならず、息子や娘がつまずいているところがあるとダウンロードするようにしています。

おまけ

おまけに子供達が大好きな英語/日本語で読めるドラえもんを紹介したいと思います。

Summy
Summy

自分達が小さい頃に見ていたドラえもんを子供達が今見ているというのは本当に感慨深いですよね。

この本のいいところは、漫画自体は英語で書いてあるのですが、

和訳がその漫画の上に書いてあるんです。

英語での言い回しから、日本語を学べるという。ただ漢字にはひらがなが書いていないので小学2−3年生程度の漢字がわかるといいですね。

Summy
Summy

大人の英語学習にもおすすめですよ❤︎

まとめ

今回は『海外に住んで日本語を伸ばす』について我が家で行っていることなどを書いてきたのですが、いかがだったでしょうか?

日本に住んでいる方からは、日本人で海外に住んでいれば簡単にバイリンガルになれる!と思われることがよくあるのですが、本当はそんなに簡単なことではないんです。
そこには親の努力、子供の努力があってこそなのです。

なので無理強いはせず親御さんもお子さんも楽しく続けられるといいですね。

Summy
Summy

他にもこんな方法で日本語を継続できてます!などあったらぜひ教えてください。

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