海外で家庭学習や宿題を手伝う時に親が苦労する事!

教育

小学生の子供を子育て中に家庭学習や宿題の手伝いで私自身大変だったことを今回はまとめていこうと思っています。

皆さんはお子さんの家庭学習をどのように進めていますか?
ご主人が英語圏の方だったり、こちらの小学校を卒業していたりすると良いのですが、私達夫婦のように両方が日本人だったり、小学校を海外で過ごしていなかったすると、
オーストラリアの小学校の授業の進め方や授業内容などが全くわからないですよね。

そんな中、2020、21年はロックダウンがありホームスクール中大変な思いをした方多いのではないでしょうか?
何が大変かって言われると、とにかく質問の意味がわからない!これに尽きるんです。
それではどうしてそのようなことになってしまったのかをみていきましょう。
これから親子留学や親子移住を考えている方も、ウチの子は算数が得意だし、日本の算数ができるから問題ないと思っていると、意外な落とし穴があったりするので、ぜひ読んでみてくださいね。

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どうして小学校の問題が解けないのか

私自身、小学校の頃勉強が好きではありませんでしたが、小学校くらいのベーシックな問題なら(名門私立中学受験用問題などではなく)解けるのではないかと思っています。

それから、こちらで語学学校を通いDiplomaをとったりもしているので、それなりの英語の理解力もあると思っていました。

なのに当時小学校3年生の息子の、英語と算数の問題の意味がわからない。

それには理由があって、私のように大人になってから英語を勉強するのと、子供たちが現地の小学校で英語を学ぶ方法が完全に違うっと言う事と、小学校で使う算数や国語の公用語を大人になってから使うことがそうそうない為知らないと言うのが原因にあります。

Summy
Summy

もちろん分からないところをGoogleなどで検索をかけると答えは見つかるのですが、その作業はとにかく大変でした。

この2年のロックダウン期間中私も子供達と一緒に小学生のEnglishそれからMathをもう一度学んでみました。私が難しいなぁーっと思ったところをシェアしていきますね。

English 編

Tier word

Tire Word( ティアワード)とは言語(単語)を3つの分野に表したものを言います。
簡単にわかるように表を作ってみました。

上の図でもわかるようにTire1で使われている単語が私たちが生活の中で一番よく使われる単語になります。特に英語を習いたての人たちがよく話し言葉でも使う言葉になります。

小学校2年生くらいになってくるとTire 2 Wordを使うようになってきます。特にWritingなどではできるだけTire1 ではなくTire2を使うように教えられているようです。
<例>
Big ではなくEnormous
SadではなくDepressed
TryではなくAttempt

一般的な大人の人が話し言葉でも使うことが多いですよね。

Tire 3 Wordは専門的な言葉が多いのです。数学や化学などの分野で使う言葉がほとんです。
小学生の子供たちがインフォメーションレポートやPersuasive(パースエイシブ)説得力のある文章を書くときに使われることが多いです。

Summy
Summy

私は子供達と一緒に勉強するまでボキャブラリーがこのようなカテゴリーに分けられている事を全く知りませんでした。

Onomatopoeiaなどの文の成分

分の成分とは文法のことを言います。日本語の文法は確か中学校で習ったと思うのですが、
主語+目的語+動詞のように習いますよね。その主語や動詞、述語のことを分の成分と言います。

英語で言えますか?
主語  Subject
述語 Predicate
修飾語 Modifier
目的語 Object

他にも品詞などもありますよね。

名詞  Noun
動詞  Verb
形容詞 Adjective
副詞  Adverb
接続詞 Conjuctive
代名詞 Pronoun

そしてこのタイトルにもあるOnomatopoeiaとは擬音語のことを言います。
この擬音語もまた難しい!

日本語の擬音語は音に近い言葉が使われているのに対して英語ではそうではないものが多いのです。また動物の鳴き声なんかも日本語と英語では全く違います。

Writing

小学校の子供たちが習うWritng のスタイルはExpository, Persuasive, Descriptive, Narrative
の4つです。このWriting で私が苦戦したのは、学年のレベル的にどのくらい書けたらいいのかって言うところでした。どこまで文章を直すべきなのか?
こればかりは私自身教えてあげる自信がなかったので、Tutorの方の助けを得ました。

息子自身私から日本語で説明をされるよりも、英語で習う方が楽だったようです。

Summy
Summy

うちの子たちは動画などは日本語のものが大好きなのですが、読書は断然英語派なのです。それもあり、文章を書くのは英語で習う方が楽なのかもしれません。

Tutorさんにお薦めされた参考書などについてこちらの記事で詳しく書いているのでよかったら読んでみてください。

Mathematics 編

Maths で大変なのはとにかく算数の用語を英語で知らないんです。
例えば足し算、引き算、掛け算、割り算くらいなら英語ではわかりますよね。
ちなみにAddition,Subtruction, Multiplication and Divisionになります。

ですがこちらの日本語英語で言えますか?

生の数
負の数
自然数
少数
小数点
分母
四捨五入
最小公倍数
約数

小学校算数でよく使われる用語ですよね、何のことか分かってもこれを英語で答えられますか?

この算数で出てくる言葉もEnglish編で話したTire 3 word になります!
<答え>
生の数       Positive Number
負の数 Negative Number
自然数 Natural Number
少数 Decimal
小数点 Decimal point
分母 Denominator
四捨五入 Rounding
最小公倍数 Least Common Multiple
約数 Divisor

専門分野の単語が入ってくることによって、特に算数の場合何を聞かれているのかが全く分からないのです。そうなると問題が解けないんですよね。

しかも

算数も文章のようになっていると5+2=7は
The sum of 5 and 2 is 7.
5 plus 2 is / equals 7.

この計算も4X2となっていると簡単な掛け算に聞こえるのですが、英語で咄嗟に
If you multiply 4 by 2, what do you get?なんて質問されたら答えられますか?

また算数の答え方もすごくたくさんあるんです。


なので日本で算数が得意だったから心配してない親御さんも、お子さんがつまずいてしまう可能性があります。

我が家は息子が小さい時から進研ゼミ海外講座を今でも続けているため、日本語での算数の公用語を子供がわかっているので、教えるのに、苦労しなかったのですが、英語で算数を子供に教えないといけないとなると、なかなか難しいのだなぁーと思いました。

まとめ

いかがでしたか?今回は海外で家庭学習や宿題を手伝う時に親が大変なことについて書いてきましたが、いかがだったでしょうか?私の場合は家で仕事をしていることが多いので、子供との時間がたくさんあり、勉強をみてあげることが多い為、このような点に気が付いたのですが、根本的に単語、言葉の意味を知らないと質問されていることも理解できないんですよね。
海外生活長くなってもなかなか難しいものですね。
皆さんはどのようなことに苦戦しましたか?

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