知らないじゃすまない!ビクトリアの道路ルール、デメリットポイントそれから罰金について

生活

オーストラリア市内などは交通機関が整っているとはいえ日本のように公共交通機関(バス、トラム、電車)で移動するのがそんなに楽ではありません。2021年の調べによるとオーストラリアの家庭で車を2台以上所有する家は53%にものぼるようです。

また家庭だけではく、ワーホリさんや学生さんも住む場所と職場、学校が離れていたりすると車があるととても便利です。

Summy
Summy

私自身学生の頃から車を所有していました。


そこで今回はここビクトリア州で運転をする時に知っておきたい道路ルール、デメリットポイント、それから罰金について詳しく解説していきたいと思います。また2023年から導入される新しい道路ルールについても書きたいと思います。これからビクトリア州で運転を考えている方や罰金のことについて知りたい方の参考になると嬉しいです。

オーストラリアでは州によって道路でのルールや罰金が多少異なるため。詳しい道路ルールや罰金などはお住まいの州の道路ルールをご確認ください。

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ビクトリア州の運転免許証

オーストラリアで運転する場合はその州の運転免許証が必要になります。別の州から引っ越しをしてきた場合も6ヶ月以内にVicroadで運転免許証の変更の手続きをしないといけません。ちなみに変更手続き費用はかかりません。

6ヶ月以内のステイやホリデーなどの場合は手続の必要はありません。

日本の運転免許証を海外の免許証に書き換える場合

日本の免許証を海外に書き換えたい方はこちらからVIcroadのページに飛べますよ。

運転免許証を書き換える場合、年齢と日本で運転免許証を取ってから何年経っているのかにもよって代わってくるようです。
取得までの流れとしては、

  1. Vicroadに電話もしくはオンラインで予約をする
  2. ドキュメントの準備をする
    ドキュメントA, Bそれぞれから1つずつ必要です。

    Category A
    Overseas passport
    Australian naturalisation or citizenship certificate
    ImmiCard, issued by the Department of Immigration and Citizenship or the Passport Office
    Australian photo driver licence or learner permit
    Document for Travel to Australia

    Category B
    Pensioner or Health care Concession card
    Student identity card
    Australian or overseas credit card or bank account card
    Australian Proof of Age card
    Bank account statement no more than one year old
    Utility bill no more than one year old
    (住所が載っているものでコピーではなく原本を持参されるといいですよ)

    そのほかに日本の運転免許証とそれを翻訳したものも必要になります。
  3. 免許証の交付
    運転免許証が届くまでは支払ったレシートが免許証の代わりになります。
Summy
Summy

ちなみに私は運転免許証をオーストラリアで取得したのですが、その場合も、日本で講習など受けず、書き換えだけですみましたよ!

免許証の更新

Vicroad websiteより画像を加工

ビクトリアンドライバーズライセンスは期間が3年($85.50)と10年($292.8)があります。
まずドライバーズライセンスの更新が近づくとVicroadからNoticeが届きます。

基本的にはオンラインもしくは電話で更新料を払えば完了です。
レシートナンバーが免許証が届くまでの仮の免許証になるので運転の際はレシートナンバーを携帯し運転してくださいね。

また更新の際、写真のアップデートが必要という旨があった場合は、お近くのVicroad Customer Serviceで写真を撮る必要があるので、予約を取りましょう。

ちなみに75歳以上の方の免許更新は3年ごとになっています。

もし免許証の有効期限が切れてしまった場合、6ヶ月以内であればそのまま更新が可能なようです。
6ヶ月以上〜5年以内の場合はVicroad Customer Serviceで新たに書類を提出して更新しないといけません。また5年を過ぎてしまうと、Road knowledge testとDriving testを受けないといけくなってしまいます。

Safe Driver Discountとは

Safe Driver Discountとはビクトリア政府公認の免許更新ディスカウントになります。
フルライセンスの方で免許更新の3年前から原点や交通違反を起こしていない方を対象に更新時25%の割引を受けられるというものです。

Summy
Summy

最近は物価も上がっているので安全運転で割引がもらえるのはとても嬉しいですね。

道路ルール

オーストラリアの道路は日本と同じ右側通行になるためそんなに難しくはないと思います。
私はそんなに難しいとは思わないのですが、こちらに長く住む日本の方でもランナバードが苦手っという方をよく聞きます。なので、Vicroadが出しているランナバードの動画を貼り付けておきますのでぜひ見てみてください。

基本的には右から車が来てないかの確認と、右折する場合は線の内側を回るということを覚えておけば大丈夫だと思います。曲がる際は指示機を出すのを忘れないようにしましょう。

道路標識について

画像入手元Vicroad website

1)STOPサインは白線も濃くなっているのでわかりやすくなっています。
  GIVEWAYサインは車が来ている場合は譲らないといけません。
2)SPEEDサインは赤い線丸の中に数字が書いてありそれが制限速度になっています。
3)左から、カーブがあるため45kmが制限速度になっています。
      100km先までカンガルーが出てくる可能性があります。
      ワインディングロードがあります。
      滑りやすくなっている道です。
4)この図はA,B,C ともに白線、二重白線、白線と点線になっています。この場合は追い越しが禁止されています。

パーキングについて

画像入手元 Vicroad website

1)パラレルパーキング
2)アングルパーキング
3)無料でパーキングができる場所にはこの標識があります。Pの前にある数字が1の時は1時間
  2の時は2時間パーキングすることができます。
  その下に停めて良い時間と曜日が書いてあります。
  矢印はこの看板より矢印側のみパーキングできるという意味になっています。
4)赤い線丸の中にPがクロスしてあるのはパーキングをしてはいけないという意味です。
5)Pの下にMETERっという表示があった場合は無料ではなく有料パーキングになります。
6)CLEARWAYはしかく四角の部分に曜日と時間の指定があり車を停めてはいけません。
  停めていた場合はレッカー+罰金になってしまいます。

ビクトリア州で運転中違反をしてしまった時のデメリットポイントと罰金について

オーストラリアで交通違反をした場合、以下のような罰則が科せられる可能性があります

  • 罰金:多くの場合、違反内容に応じて罰金が科せられます。罰金額は違反内容によって異なりますが、軽微な違反であっても最低数百ドルから、重大な違反では数千ドルに上る場合があります。
  • 運転免許停止:重大な違反や、繰り返し違反をした場合、一定期間の運転免許停止が科せられることがあります。
  • 取り締まりカメラによる違反切符:スピード違反や赤信号違反など、取り締まりカメラによって自動的に違反が検知された場合、郵送によって違反切符が送られてくることがあります。
  • 裁判所による罰則:重大な違反や、繰り返し違反をした場合、裁判所による罰則が科せられることがあります。この場合、罰金の他に、運転免許停止や社会奉仕活動などの処分が科せられる場合があります。

オーストラリアでは交通違反に対する取り締まりが厳しく、違反を犯すと罰則が科せられることがあります。

Summy
Summy

私のママ友は一時停止を見落とし、警察が止まるように指示したらしいのですが、自分のことだと思わずそのまま運転してしまい、2つの罰金が来たそうです。
しかも$1000越えだったと言ってました。

デメリットポイントについて

オーストラリアの運転免許には「デメリットポイント制度」があります。この制度は、運転者が交通違反を犯すと、運転免許にポイントが加算され、一定のポイント数を超えた場合には、運転免許が停止または取り消しとなってしまいます。

一般的には以下のようなポイントが適用されます:

  • スピード違反:2~6ポイント
  • 赤信号違反:3ポイント
  • 飲酒運転:10ポイント

また、デメリットポイントは免許証のタイプによって異なります

Full Licence 12 points in 3 year
Learner Permit 5 points in12 month
or 12 points in 3 year
P1,P2 Licence 5 points in 12 month
or 12 points in 3 year
Overseas Licenceunder 22 years of age 5 points in 12 month
or 12 points in 3 year

Overseas Licenceover 22 years of age 5 points in 12 month
or 12 points in 3 year

減点(デメリットポイント)は違反があった日から3年間有効になってしまいます。なのでクリアーになるまでには3年かかるということになります。

罰金

一般的には、違反内容によって罰金額が決まりますが、数百ドルから数千ドルになる場合があります。以下は一般的な交通違反に対する罰金の目安です:

  • スピード違反:スピード違反は違反の程度や速度超過量によって罰金額が変わりますが、一般的には100ドルから1,000ドル以上になる場合があります。
  • 赤信号違反:赤信号違反は州によって罰則が異なりますが、一般的には200ドルから500ドルになる場合があります。
  • 飲酒運転:飲酒運転は、州によって罰則が異なりますが、最低でも1,000ドル以上の罰金が科せられる場合があります。また、運転免許停止処分や禁固刑などの重い罰則が科せられる場合もあります。
Summy
Summy

自分のデメリットポイントについて調べたい方はこちらからどうぞ

こちらから Vicroadが出しているRoad safety penaltiesからデメリットポイントそれから罰金にかかる費用が表でわかるので気になる方は見てみてください。

2023年3月から導入される新しい道路ルール

こちらが新しくビクトリアの道路ルールに新しく導入される一部のものになります。

  1. 自転車用ヘルメットの着用が義務付けられます。 自転車に乗る際には、自転車用ヘルメットの着用が法律で義務付けられます。違反した場合は、罰金が科せられることがあります。
  2. 高齢ドライバーによる医療検査が強化されます。 高齢者による運転については、定期的な医療検査が義務付けられていますが、新しいルールでは、さらに厳しい基準が設けられます。高齢者は、より詳細な検査を受けることが必要になります。
  3. 飲酒運転への厳しい取り締まりが行われます。 ビクトリア州では、飲酒運転に対する取り締まりが厳しくなります。新しいルールでは、0.00%の血中アルコール濃度以下であっても、飲酒運転を行った場合には罰金が科せられることがあります
  4. 電動スクーターに対して、新しい規制が導入されます。スクーターに乗る際には、自転車用ヘルメットの着用が義務付けられ、歩道の走行が禁止されるなど、より厳しい規制が導入されます。
  5. 運転中に携帯電話を手で持っているだけでも違反となるとされる新しい交通規則が導入される予定です。ハンズフリーの機能を使用する場合でも、視界を妨げないように取り付けられたスタンドなどに装着する必要があります。
  6. スクールゾーンでのスピードリミット引き上げられます。スクールゾーン内でのスピードリミットが現在の40km/hから50km/hに引き上げられます。これにより、車両の流れがスムーズになり、交通渋滞が緩和されることが期待されます。
  7. 停車禁止区域での違反金引き上げられます。停車禁止区域での違反金が引き上げられます。違反金は、現在の165ドルから200ドルに引き上げられます。

Summy
Summy

知らない方が結構いたので、他州では片耳イヤホンをしていても大丈夫なところがあるようですが、ビクトリア州では、運転中のイヤホンの使用自体が違反となっています。

ビクトリア州の場合、運転中に同乗者がスマートフォンやタブレットなどのデバイスを手で持って操作(運転者に見せる)ことは違法とされています。そのため、同乗者が運転中にスマートフォンを触ることは、法律的に問題がある場合があります。

ただし、同乗者がナビゲーションアプリや音楽アプリなどの使用のためにスマートフォンを操作する場合には、カーマウントに固定して操作することが推奨されています。また、運転手が安全に運転できるよう、同乗者も操作に注意を払い、安全運転に協力するよう心がけることが重要です。

『まとめ』オーストラリアで運転するときの注意点

オーストラリアで運転するときの注意点としては、

スピードリミットを守り、道路標識に従って運転することが大切です。スピード違反は罰金が高額で、免許停止や違反点数の加算などの重い処分を受けることがあります。

飲酒運転は厳しく取り締まられている為、アルコール摂取した場合は、運転を控えるか、公共交通機関を利用するなどの対策が必要です。

お子さんがいる場合は、車内でのシートベルトの着用やチャイルドシートの使用が義務付けられています。

車両はメンテナンスを定期的に行い、道路交通法に基づく車検を受けることが必要です。

オーストラリアには、野生動物が道路に出ることがあります。特に夜間は注意が必要で、野生動物にぶつからないように注意してください。

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