うちの子、本は読まないし、文字を書かせたら、適当に書いて全然読める字じゃないし、もう本当に困ってるのよね。って思っている親御さんいらっしゃるのではないですか?
でも、もしそれがお子さんが生まれ持った障害だったらどうでしょう?
そんな怖いこと言わないでよ!って思っちゃいますよね。
でも実際に発達性読み書き障害を持ったお子さんは、知的な問題は全くない為、その症状に気付いてもらえず、子どものやる気不足と決めつけてしまう傾向が多いそうです。なので大人になってやっと自分は読み書きに障害があったのだ!っと気づくケースがあるそうです。
この障害は残念ながら治ることはないそうですが早期発見し、トレーニングをすれば生活に支障がないくらいの回復はできるようです。
Dyslexia と Dysgraphiaの違い
Dyslexiaって言葉聞いたことありますか?
ディスレキシアとは発達生読み書き障害の事を指します。年齢的には5歳以上の年齢の子からディスレキシアの診断をされるようです。
また似た言葉にDysgraphiaというものもあります。
ディスグラフィアとは、自分の考えを書面で整理して表現することを困難とします。
また、どちらもとても似た症状で、どちらの症状も持ち合わせているケースもあるそうです。
こちらの動画ではとてもわかりやすくディスレキシアについて説明されているので、時間があればみてみてください。(サブタイトルが日本語でついています)
ご自宅でできる診断方法
不安になっている方もいると思うのでご自宅でもできる診断方法を書いてみました。
もし当てはるものがいくつかあるようでしたら、お子さんにDyslexia /Dysgraphiaの症状が見つかった時に親御さんにできる3つの事をぜひ読んでください。
Dyslexia(ディスレキシア) | Dysgraphia(ディスグラフィア) |
文字を読むのが苦手 | 鉛筆の握り方がおかしい |
メモを取るのが苦手 | スペリング/グラマーの間違いが多い |
スペリングをよく間違える | 文字を綺麗に書けない |
聞いた事を書くのが苦手 | 句読点を上手につけられない |
こちらの診断は、小学校2年生より上の学年の子向けの診断になっています。
お子さんにDyslexia/Dysgraphiaの症状が見つかった時に親御さんにできる3つの事
担任の先生に相談する
もしかするとお子さんの症状に気づいているのは親御さんだけではないかもしれません。また、学校での授業中の様子などを聞いておくことも大切です。その上で学校の先生なら、そのようなお子さんをたくさん見ているので、どのように対処したら良いのか、アドバイスをしてくれるでしょう。
自分のお子さんを観察する
お子さんの事をよく観察することによってその後、医療機関で話す場合に役立ちます。ちょっとでも気になることがあるとメモをしておくことをお勧めします。
治療できる場所を探す
早めに治療することによってお子さんの学力を助けることになります。
学校の先生もDyslexia /Dysgraphiaの先生やセラピストを紹介してくれる場合もあります。またお子さんのかかりつけのGP先生などにリファーラルを書いてもらうのもいいかもしれませんね。
ご自宅でできるDyslexia /Dysgraphiaのお子さんのサポート
こちらに紹介しているのはほんの一例なので先生/セラピストの方にお子さんに合ったご自宅サポート方法を聞いてみてくださいね。
Dyslexia(ディスレキシア) | Dysgraphia(ディスグラフィア) |
音読の練習をする | 遊びの中から文字の形成を教える |
オーディオブックを利用する | 手書きの練習をする |
スペルチェックを定期的にする | どうしても鉛筆を握って書く事を嫌う場合は コンピューターでタイピングスキルを身につける |
お子さんが小さい場合はナーセリーソングを 一緒に歌う |
音声テキストを利用する |
ディスレキシアのお子さんは文章を理解すると読むのも早くなるそうです。なので音読を何度もする事はとても良いそうです。又、お子さんが小さい場合は童謡や童話など暗記するくらい読む事も良いそうです。
まとめ
お子さんがDyslexia /Dysgraphiaなのじゃないかと不安になっている親御さんもいらっしゃると思いますが、オーストラリアでは、10人に1人が学習障害を持っていて、学習障害者のある10人に8人がDyslexia /Dysgraphiaを患っています。これはオーストラリアの人口の200万人に相当します。
早い段階でお子さんの症状を知ることによってできることはたくさんあるので、心配せず、先生/セラピストとお子さんに合った学習方法が見つかるといいですね。
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